Quantcast
Channel: ニホンオオカミを探す会の井戸端会議
Viewing all articles
Browse latest Browse all 242

慌ただしい連休の後

$
0
0
連休でお出掛けした方から、生存の情報が届くと(若しかしたら那智大社関連の)心待ちにしていましたが、残念ながら思い通りに事は運ばない様です。
 
連休前半の4月28日、敬愛する登山ガイド「高桑信一」氏が二ホンオオカミの文章を雑誌「渓流」(釣り人社刊)に発表するので・・・と言う事で来宅されました。

イメージ 1
高桑信一氏の著作「山の仕事、山の暮らし」

詳細が判りましたらこの欄でお知らせしますが、高桑氏は2014年10月31日のこの欄で、「浦和浪漫山岳会・高桑信一」として登場していますが、オオカミ体験者の一人です。
 
連休後半の5月5日、新しい調査場所探索で山中深く分け入りましたが、思わぬ好天の中気温体温も急上昇し、バテバテで帰宅しました。
翌日、熟睡後の心地よい時間を過ごしていると、見知らぬ電話番号からの着信が有りましたので、受話器を取りますとNHKからの取材申し込みでした。
臨戦態勢に入って話に聞き入ると、絶滅が覆された「国鱒」の展示を山梨県下で行うので、その流れで「二ホンオオカミ」をやりたいとの事でした。
 
明後日の8日、カメラメンテナンスで入山する予定でしたのでその旨を伝えますと、速攻で山中同行及び翌日の自宅取材が纏まり、10日の放送に至りました。

イメージ 2
5月8日回収分の映像「ヤマドリ」の一コマ

些か急な話で大変でしたが、記者さんはもっと大変な筈ですし、情報収集の一環としてお受けした次第です。
「首都圏ネット」なる番組で、18:10から1900までの67分のコーナーでしたが、さすが大NHKです。

イメージ 3
放送日当日の新聞

イメージ 4
秩父野犬の透写も紹介され反響を呼びました

予想以上の反響に吃驚仰天で、数十年振りに高校時代の同級生から連絡が有ったり、期待していた体験情報も幾つか届き、引き受けて大正解でした。
そうした中の一つをご紹介します。
 
埼玉県都幾川村在住の老人から「少し古い話だが・・・」との断りの中、こんなお話を戴きました。
昭和8年生まれと仰る藤平さんは米軍基地関係でお仕事をされていて、奥多摩山岳会に所属し多くの山を登られたそうです。
山岳会の集会は国立市で行われ、一緒に登った青梅の営林署勤めの仲間からは、奥多摩山中でのオオカミ体験をよく聞かされていたのですが、
「南アルプス仙丈岳(3.033m)登山の帰り、北沢峠の長衛小屋に泊まった際、あっちの谷こっちの尾根からヤマイヌが泣き交わしを始めて、小屋のイヌは縁の下に逃げ込み震えていた。
昭和33年頃秋の事だったが、その後長衛小屋に2~3回泊まったがいつもそんな状況だった。
小屋番に尋ねると、オオカミと言わずヤマイヌが・・・と言っていて、泣き交わしが日常茶判事、当たり前の様に話してくれた。」のだそうです。

イメージ 5
北沢峠に在る新築なった長衛小屋
 
 また、祖父からも、「箱根山中を夜越える際多くのオオカミに囲まれ、木に登って一晩を過ごした」話を聞かされた事が有った。
奥多摩の御岳山に行った際「ケーブルの終点近くに巣穴が有った」と神主から聞いた事が有った・・・等々。
それらの事が重なって興味を持ち、オオカミ、狼犬を都合30数匹飼育するに至ったとの事でした。
 
もう1件、三峰神社経由で自衛隊OBの方から体験情報が届いていますが、詳細は後日この欄でお伝えします。
 
NHKの放送を契機に幾つかのお話が飛び込んで来まして、軽請け合いをしてしまったかと、些か後悔しています。
7月末から三峰博物館で「東北地方の三峯信仰と二ホンオオカミ」(仮称)として、パネル展を行う予定でいますが、

イメージ 7
昨年秋オオカミ展が行われた「村田歴史みらい館」

イメージ 8
その際のパンフレット「オオカミ現る-東北南部の狼信仰」

イメージ 9
オオカミ展の責任者「石黒伸一朗」氏

イメージ 6
三峯博での展示は、多くを歴史みらい館からお借りします。
写真はその際の様子です。

来年67月頃から埼玉県博で、1112月頃から宮城県博で、それぞれ二ホンオオカミ展が行われる予定で、私にも協力依頼がされています。
それらを含め、未承諾案件も幾つか抱えておりますが、取り敢えず通常のカメラメンテナンス・7月からの三峯博展示に向けて全力投球です。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 242

Trending Articles