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Channel: ニホンオオカミを探す会の井戸端会議
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山の駐在と消防

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「消さないで あなたの命と その笑顔」

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「親孝行 それは自分が 生きる事」

何処で撮影した写真か想像できますか?
白泰山域に入る際必ず立ち寄る「栃本広場」に立っている標語なのです。
この広場のトイレはウオッシュレットですので、登山着に着替え、用を済ませるのに好都合なのですが、駐車場に車が停まっている時は様子を見ながらでないと、チョット困ったことに巻き込まれる恐れがあります。
巻き込まれると、警察の事情調査等で入山出来なくなり、一日が台無しになりますし、状況次第では心に傷を負ってしまうのです。
 
6月初め、山中の作業が早く終わりましたので、中津川の山をブラブラ探索に出かけました。
集落最奥、中村家の奥さんが表に居ましたので、日向ぼっこよろしく茶飲み話を始めましたら・・・・・。

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中津川でいつもお世話になる中村さん

毎月56回ここを通りますので、「仮宿になる様な空き家は無いか・・・・」と言う事で始めた話が、巡りめぐって・・・。
 
中村家は十年ほど前、中津川が気に入って都内から引っ越して来ました。
お二人とも渓流釣りが好きで、その途中オオカミ体験をした事もあって、懇意にさせて貰っているのです。
(2015年5月29日欄「奥秩父でのオオカミ体験者」をご覧ください。)
 
中津川生活のマイナス面に話が行った時でした。
中村家のすぐ近くに体験用の炭焼窯が有るのですが、そこがチョット・・・・と。

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この看板から少し歩けば炭焼窯がある
 
1年半前、家の脇で友人たちとバーベキューをしていた際、男たちは酔っぱらっていたのですが突然、「今上の方で女の悲鳴が聞こえた・・・」と言い出したそうです。
中村奥さんは聞こえなかったので、酒のせいにしたのですが・・・・翌朝、不味いものを発見したのです。
駐在さんは勿論、悲鳴を聞いた当事者である消防団員のご主人立会いのもと・・・・。
声の主は身元不明者で、現在も納まる所に納まって居ないそうです。
 
中村(夫)さんは、地元消防団員ですので、何かあると呼び出されます。

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この山火事の時は2日間広場から眺めていました

2015年5月29日欄の様な、手出し出来ない山奥での火事なら高みの見物模様でしょうが、殆どが現場まで足を運ばざるを得ないのです。
集落に来る途中の道路脇で起きた、焼身自殺事件の際も呼び出され、トンネル脇で切腹したが死にきれなく、腸が出かかった男性を助けたり・・・。
 
時間がゆったり流れ、年間の家賃3万円、夏でも扇風機いらずで良い事だらけ・・・と羨んでいた方も居た(私を含め)でしょうが、炭焼窯、道路脇、トンネル脇、それぞれの件はここ1~2年の事なのです。
 
奥多摩で調査をしていた3年前、登山口の三ノ瀬の宿の女主人も同様の話をしてくれた事がありました。

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三ノ瀬の宿の一つ「みはらし」

自らで両足を乱れないように紐で縛り、若い女性が服毒死をした際、集落の人たちはそれぞれ現場まで足を運んだそうですが、警察からの問い合わせには、全く知らない風を装ったそうです。
関わったら、事情聴取等で1日が台無しになるから・・・・・と。
 
そう云えば、オオカミ探しの仲間矢口氏も、芦ヶ久保の沢に入った際、揃えられた靴に不審を抱き近くを探すと・・・・・。

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オオカミ探しの仲間・矢口氏

2週間近く経過したらしかったので腐乱して、頭部は見つからなかったそうでしたが、その後警察とのやり取りが大変だったと言います。
中村(夫)さんは、消防団員で仕事の中なのでしょうが、できたら関わりたく無いですね。
ただ、残念ながら何処の山里でも、多い少ないの違いは有っても、避けられない事の様です。

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