妻のパソコンが壊れて修復不能になりましたので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、新しい物を購入しましたが、街の電気屋さんがセッティングに来ましたので、昨年7月から通信不能だった私のPCのソフト「Out Look」も見て貰いました。
流石に餅は餅屋、驚くほど速い時間で修復してしまいました。
ところがその後が大変でした。
修復間も無く次から次に埋もれていたメールが届き、合計3.000通にも達したのです。
通販関連の物が大多数でしたが、かなりの数で重要な物も混じっていましたので、その対応に今現在も躍起です。
私の無知からとは申せ、大勢の方にご迷惑をかけました。
遅くなっても必ず対応するように致しますので、今後とも宜しくお願い致します。
そんな埋もれたメール中、ここで紹介した方が良い思われる物が3件有りましたので是非ご覧下さい。
1)【はじめまして Oと申します。
和歌山県で囲い罠にセンサーカメラを設置して居り、獣種判別したいのですが(添付ファイル写真)タヌキでしょうか?野犬でしょうか?
絶滅していると思いますがオオカミでしょうか?】
A) 【パソコンの状態が悪く、昨年7月から「outlook」での通信が出来ず、昨日 18日に改修しましたら3.000通のメールが未封の状態でした。
その中にOさまからの物が入っていた次第です。
連絡遅れて申し訳ありませんでした。
さて、戴いた3枚の写真を拝見しました。
Oさんから送られて来た写真-1
Oさんから送られて来た写真-2
Oさんから送られて来た写真-2の拡大
私が見た限りでは「タヌキ」が疥癬病か何かに感染したものだと思った処です。
今後とも何か情報が有りましたらお知らせ下さる様、宜しくお願いいたします。】
2) 【お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか?
実は、先ほどハイイロオオカミの画像を見ていた際に気になることがありまして。
八年前の11月に目撃した白っぽいイヌ科動物の姿に似た画像を見つけました。
添付したものは、ハイイロオオカミの画像ですが、目の前に現れた白っぽいイヌ科動物によく似ていると思い、送らせていただきます。】
柏木さんから送られて来た写真
A) 【2007年11月08日(木)18:00頃・オオカミ信仰を勉強する為三峰神社に行き、その帰途遭遇した柏木さんからの上記の内容も2015年12月8日に届いていました。】
3) 【拝啓 はじめまして 私 神奈川県相模原市緑区在住のA.Iと申します。
目撃情報といっても昭和20年頃の話だと思いますので・・・たいしてお役にはたたないと思いますが・・・
私の父親(7年ほど前に他界いたしましたが)と日本狼捜索のテレビ番組を見ていたら妙な事を言い出しまして・・・これも20年以上前の話なので・・私自身も記憶があやふやなのですが・・・
その時の会話
父 「こんな物よう~俺が若い頃、明日原(あしたっぱら)になんぼもいた~ぞ ~」
私 「そんなわけね~だろう~学問的には明治38年頃に絶滅したって学者が 言ってんだからよ~普通の野良犬とかと間違えてるだけじゃねーの?」
父 「そんな事はね~あきらかにこいつ等(ちょうどテレビに写真が出ていた)だった・・・」
私 「お父ちゃんだけでなく他の人も見てたのか?」
父 「一緒に山仕事をやってた連中も・・・地元の連中も・・・当時は、そんな珍しいもんだとは誰も知らねえから・・・
あ~またヤマイヌ(狼ではなくヤマイヌと呼んでいたらしい)が吼えてら~位にしか思ってなかったんだよ~」
私 「・・・・・」
その後・・山の中で昼飯を食べてると離れた所にいるのでオカズを投げてやったら、嬉しそうに持つてった・・・みたいな事を話していた記憶もあります・・・
場所は神奈川県、相模原市、根小屋、明日原(地元ではアシタッパラ)あたりらしいです・・・
情報といってもこの程度のものですが・・・仮に事実だとしても今現在生き残っているとはとうてい思えませんしね・・・何かの参考になればと思いメールさせていただきました。】
これに対して私は、以下の様にお返事致しました。
【戴きましたメールの内容に興味を抱きました。
ご承知かも知れませんが、国内に残された二ホンオオカミの頭骨を含む標本約100例の内、丹沢を中心とする周辺地域に1/4の25~6例が伝わっている事を考えますと、お父様の言動が好い加減と思えないのです。
特に相模原近くの「厚木市内」に4~5例「清川村煤ヶ谷地区」にも5~6例存在します。
厚木市七沢の中村家蔵・見狼記にても紹介
清川村煤ヶ谷、加藤家蔵の標本
清川村煤ヶ谷、山口家蔵の標本
清川村煤ヶ谷、岩沢家蔵の標本
清川村煤ヶ谷、井上家蔵の標本
清川村煤ヶ谷、山田家蔵の左前肢肢端部
井上家標本の同一体と考えられている
私が生まれた昭和24年頃の山村では、お父様が仰った「こんな物よう~俺が若い頃、明日原(あしたっぱら)になんぼもいた~ぞ~」の世界だったのだと思います。
A.Iさんも二ホンオオカミに興味をお持ちのようでしたら、周辺の古老から聞き取り調査でもして見ると、新しい発見に繋がるかも知れません。
私は秩父の山村でそうした積み重ねをして生存の確信を持つに至った次第です。
新しい発見に繋がることになりましたら、改めてご連絡下さいます様宜しくお願い致します。】