前回「イヌ科動物の毛糞」の続きです。
いっその事と思いまして、今まで収集した糞、寄せられた情報の糞を掲載します。
先ずはこれです。皆さんお解かりでしょうが、鹿の糞です。
山に入れば必ず眼に付く代物です。
鹿の糞
2番目はこれ、クマの糞です。私が移動している山道上に、良く見られます。
が、4年前の秋、クマに追いかけられた事の有る私としては、緊張する一瞬です。
クマの糞
3番目は、早稲田大学探検部OB会の人達が飛龍山周辺で採集した物で、将監小屋の主はテンの糞と言ってたそうです。
私は糞の大きさから、キツネの毛糞では無いかと思っています。
キツネの毛糞
4番目はこれです。写真中央の糞が毛糞に見えて一瞬動揺しましたが、良く見ると食物の繊維です。
動物の特定をするべくカメラを設置しましたら、正体は直ぐ判りました。イノシシの糞でした。
イノシシの糞
5番目はタヌキの溜め糞です。私は毎夕、4年前脳梗塞になったイヌの散歩に、近所の河川敷のゴルフ場に行きます。
歩く事も間々ならない状態ですが、タヌキの臭いでSWが入り急にウロウロします。すると、近くにこのため糞が・・・。
タヌキの溜め糞
6番目の糞ですが4の現場近くに在った物です。内容物は、銀杏、蝉等のサナギ、そして骨粉(写真上の白い糞)が見えます。
糞の形状からしてイノシシと考えるのが妥当でしょうか。若しかするとクマかも・・・と。
動物名不明
7番目の糞は東京都の本多さんから送られて来た写真です。
私も初めて見る糞で、調べましたらイノシシの古くなった糞の様です。
イノシシの糞
8番目の糞も埼玉県の水谷さんから送られて来ました。
三峰神社の直ぐ下で見つけたというので調べてみましたら、キツネの巣穴と思われる物が有りましたので、多分キツネの糞では無いかと・・・。
動物名不明
9番目は和歌山県の西田さんから最近送られて来た情報で、食した動物も食された動物も判別出来ません。
どなたか判りましたら連絡お願いします。
動物名不明
動物不明写真
10番目は2013年12月2日(月)に奥多摩山中で私が見つけた毛糞です。食した動物は私が追い求めている動物だと思いますし、食された動物は鹿です。
詳細はこの欄で2013年12月4日に掲載した「毛糞」をご覧下さい。
イヌ科動物の糞
数年前まで我が家には2頭のイヌが居りました。
1頭が現在も同居中の「四国犬」、もう1頭は四国犬の1/10の体重だった「マルチーズ」です。
マルチーズの大きさは四国犬の1/10位でしたが、食べる量は1/3~1/4で旅発つ少し前まで変りませんでした。
2頭の糞を見比べると、1/10・1/3~1/4では有りませんでしたし、マルチーズに与えた量が少ない時はそれ相応に細い糞でしたが、通常は然程小さな糞では無かったのです。
2頭のイヌを観察しながら、糞の太さで野生動物の大きさを考えては駄目だと気付きましたし、大きな動物でも食べ物・食べる量で糞の太さも量も変るのを知らされたのです。