今年のゴールデンウィークも昨年同様好天に恵まれまして、三峰神社も多勢の参拝者で賑わっています。
4月下旬に神社でお払いをして来た私ですが、白泰山の魔物が私から離れなかった為か、入山予定日の前日、ぎっくり腰になってしまいました。
人で溢れた秩父市の羊山公園を通って奥秩父に行くのも帰るのも大変ですから、家で読書と決め込みました。
2007年12月にロープウェーの営業が中止になり、車使用か徒歩でしか三峰神社に行く事が出来なくなって、休祭日になりますと二瀬ダムからの観光道路は大渋滞になる日が珍しくなくなりました。
4月末から11月末までは大血川-太陽寺-三峰神社の林道が使えますので、慣れた方は落石に注意しながらこの道経由で向う事をお勧めします。
林道上のトンネルを二つ抜けると神社は目と鼻の先になりますが、途中に神社の奥の院妙法ヶ岳を望めるあずま屋が有り、休憩スポットになっています。
私たち以外で、この周辺で4~5年前からオオカミ調査を続けている方が居ります。
石川さんと言う方で、昨年のフォーラムにもお出で頂き経過報告をされていますので、ご存知の方も居る事と思います。
石川さんがその周辺で調査をしている事は、私に撮れた動物の映像を見て欲しいと言うので送られて来て、初めて知ったのですが、その映像を見た限りではそこに執着する理由が判らず、首を傾げていました。
石川さんから送られて来た写真の動物
近くの霧藻ガ峰から神社に続く尾根筋でオオカミ体験者が多いのは、このブログをご覧戴いている方、フォーラム参加者には承知済みの事ですが、その体験者の中に石川正人さんが含まれる事を最近知り、5年もの長きに亘りそこで調査をする事に納得したのです。
奥の山(妙法ヶ岳)方面から咆哮が・・・と話す石川さん
2011年4月11日の事と云いますから、大血川からの道は閉鎖されて居ます。
大陽寺に車を置き、忠実に林道を辿って調査地点に向ったのですが、私の足で現場まで1時間半から2時間は要します。
あずま屋周辺のカメラメンテナンス、神社手前トンネル出口のカメラのSDカード・電池交換、を終え車に戻る途中、左手妙法ヶ岳方面から一声だけでしたが、咆哮が聞こえて来たと言います。
その日の天候は晴れ後曇りで17:00頃だったそうです。
昨年のフォーラムのレジュメにも記したのですが、三峰山での最近のオオカミ体験事例として9件、
―1997年12月さいたま市の須田さん、1999年7月さいたま市の浅井さん、
二ホンオオカミを見たと語る浅井公一さん
2007年11月横浜市の柏木さん、
神社下のヘリポート近くで目撃した柏木侑作さん
2010年10月神奈川県の百留さん
仲間数人で咆哮を聞いた百留マリー和子さん
2012年12月埼玉県の吉川さん
2012年12月8日に30分近く咆哮を聞いていた吉川裕樹さん
2012年12月秩父市の板垣さん、2013年2月埼玉県の矢口さん
私と10年近くオオカミ探しをしている矢口益男さん
2013年5月東京都の寺崎・中丸さん
2年前の連休(2013・5/6)に遭遇した寺崎(左)中丸(右)さん
2014年10月東京都の阿部さん、―私の下に届いて居ました。
2014年11月東京都の宗像さん
フォーラムの帰り、神社の下方で同乗者と共に遭遇した宗形さん
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も体験して居まして、石川さんの例を含めると11件にも達する事になりまして、オオカミ調査の核心部だった事になります。
5月7日(木)私は石川さんと秩父道の駅で待ち合わせ、カメラメンテナンスに同行致しました。
カメラメンテナンス中の石川さん
作業方法は殆ど同じですが、1つの地域に5台のカメラを設置して、東京都足立区から毎月通っているとの事でしたので、もう少し効率良い方法が無いのかと思い、私たちが設置している近辺のカメラ設置場所の管理をお願いしましたら、快く引き受けて貰えました。
三峰山周辺の調査は石川さんにお任せして、私たちは魔物が棲む山域に精力を傾けます。