台風来襲の前日27日(金)、カメラメンテナンスに行って来ました。
数日前より寝苦しい夜から解放されていますので、寝坊してしまい3時出発でした。
5時過ぎに中津川集落を通過した際、沢沿いの冷気で寒さを感じ暖房を付けましたが、路上の温度計は20度を指していました。
自宅から110kmが今日の降車地点ですが、林道上は相変わらず鋭角な大小の岩が転がっていて、ヒヤヒヤしながらの運転です。
後部座席にはそれ対策にスコップを積んでいるのですが、急いでいたので無理をして先を目指しましたら・・・・・案の定。
1ヶ月前に履き替えた新しいタイヤが1本、オジャンになってしまいました。
走路面に穴が開くのではなく、側面が切れるのです。
毎年2~3本はこんな感じですが、朝1番で・・・と云うのは珍しいケースです。
カメラメンテナンスが終わってから交換するか、交換してから山に向かうか考えましたが、嫌な事は先にやる考え方を取りました。
新しいタイヤが1本、オジャンに
後部座席に積んであるスコップ
歩き始めて少しでしたが、山中で聴きなれない鳴き声を耳にしました。
若しかしたら、オオカミの咆哮に似ている・・・とも思ったのですが、獣ではなく鳥の鳴き声の様です。
そのうちに、登りの辛さですっかり忘れてしまったのですが、正解を後で知る事となりました。
辛い登りの山道でこんな拾い物を
30分位余計な時間を使いましたので、普段使わない短縮ルートを通ったのですが、ご覧の通り、ここは落ちれば終わりの山道です。
翌日の台風が山中でどんな影響を及ぼすか判りませんので、尻の穴がキューンとする中、60分を惜しみ往復した次第です。
車にはスペアータイヤを1本しか積んでいませんから、帰りは中津川集落まで慎重の上にも慎重に走ったのですが、年金生活者にタイヤ代が重くのしかかりました。
出来るなら通りたくない崖上の道
帰宅後パソコンを開けますと、会員の皆さんからオオカミ情報が届いて居ました。
【7月23日10:47分です。
広河原逆川林道を秩父市内より浦山ダムを越え、上流に向かって車を走らせ、犬の散歩のために渓流に降りていったところ、川沿いの砂地で獅子丸が盛んに臭いを嗅いでいるので見てみると、鹿の足跡と犬科動物と思われる足跡がありました。
いずれも1ヶ月以内についたものと思われます。
念のため、写真をお送りします。
添付写真に載っている足跡横の小枝の長さは12.3cm、足跡の長さは縦9cmです。】
画面上で1個だけ足跡が
足跡を拡大すると、若しかして・・・
情報を寄せてくれたのは世田谷区在住の横山さんで、時々この欄にも登場する会員さんです。
広河原逆川林道線は秩父野犬との遭遇箇所ですし、周辺はオオカミ情報の宝庫でもあります。
『平岩米吉著「狼」その生態と歴史』に依ればイヌの足跡より狼は細長い・・・とされていまして、足跡の長さは縦9cmと云う事で,若しかしたら・・・と、心躍らせる足跡です。
ただ、残念ながら1個だけの足跡ですので、全体の流れを掴み切れません。
そんな事で、これからの調査を待った方がより正確な答えが出て来るのかと思っています。
因みに、周辺で撮れたとする雪上の足跡の写真が20数年前に届いて居ましたので、一緒に提示しておきます。
ここから河原に降りたら足跡が
平岩米吉著「狼」その生態と歴史より
雪上の細長いイヌ科動物の足跡
横山夫妻とイヌ達(奥が獅子丸)
昨年7月27日に掲載した「2017年盛夏・三峯神社の境内にて」でお知らせしたオオカミ体験者の田ノ上さん。
田ノ上さんからもこんなお便りが届いて居ました。
【昨年情報提供させていただいた福岡の田ノ上です。
私は4年前、早期ですがガンを患い、健康不安を抱えているので、昨年から、非常に力が強いという三峯神社に参拝しています。
今年も昨日(7/17)より滞在していて、今朝昨年と同時刻早朝散歩をしていたところ、日本武尊像の辺りでアオ、アーオ、オーーという声が聞こえてきました。
小躍りしてカメラに収録したのですが、昨年と少し違うようなので確認したところ、アオバトのようでぬか喜びに終わり大変残念でした。
昨年はワーオーーンとはっきり伸びる声でオオカミに間違いなかったと思うのですが、本当に運が良かったと思います。
アオバトはこの山一帯にも生息しているんですね。紛らわしいです(笑)。
しかし、ニホンオオカミは必ずいると確信しています。
また来年来ますが、期待は持ち続けます。】
オカミ体験者の田ノ上浩一さん
三峯神社日本武尊像
この鳥がアオバト
そして先日、こんなメールも届きました。
【先般ご報告いたしました、アオバトの鳴き声のYouTubeへのUPが完了しましたのでお知らせします。
私のユーザー名はkout2013ですので、そのチャンネルで視ていただくか、「三峯神社境内アオバトの声1」もしくは「アオバト鳴き声三峯神社境内」で検索していただければご覧になれると思います。
ブログも拝見させていただきましたが、暑い中の入山、本当にお疲れさまでございます。
声はすれども姿は見せず、ニホンオオカミは正解をにこういう動物だと思います。
私もかつてイヌ科動物の目撃情報のあった近隣の上陽町やその奥の星野村の山によくドライブしますが、車を停めて耳を澄ましても聴こえるのは鳥やセミの声ばかり、猪や鹿すら見たことはありません。職場にその辺りから来る人が複数おり、山の中でイヌのような動物を見たことがあるか、見たという人はいないか、あるいは遠吠えのような声を聞いたことはないか尋ねたことがありますが何れもないとのことでまあ、そううまい情報は滅多にあるもんじゃないなと思っている次第です。
とはいうものの、地道な活動は必ず何らかの成果を産むと思います。
八木様、どうかお体に気をつけて活動をお続け下さい。
毎週のブログも楽しみにしております。】
YouTubeにUPされた田ノ上さんの動画を見ましたら、27日に山中で聴いた声は正しくアオバトの鳴き声でした。
皆さんも一度、アオバトの鳴き声をチェックされた方が良いかも知れませんね。