連休2日目の11/2が晴天でしたので、10月23日欄に掲載した「目撃現場」の周辺7箇所にトレイルカメラを設置して来ました。
在庫のカメラが有りませんので、動物層の薄い地区のカメラ7台を撤去し、点検の後設置したのですが、若くない私にとって非常にきつい作業となりました。
傾斜が急な山道を尾根筋まで登りますと、両神山の特徴有る山容が見えますし、
その目の前には三峰神社奥の院が気高く鎮座しています。
両手を合わせて奥の院を崇拝していると、一昨年12月8日に参拝登山の帰途ズーッと啼かれていた、吉川さんの件を思いだしました。
(2014年7月5日欄参照)
この尾根から啼いていたとしたら、木の葉が落ちた12月なら奥の院では良く聴こえる筈だ・・・と。
同日、オオカミ探しの仲間である清水氏は、近くの山中で集音器を設置し、車中で夜を過ごしました。
清水氏は、9月27日(土)に、念願だったオオカミの咆哮を収録したのです。その後“オオカミの行動形態の一端でも判れば”との思いで毎週の様に足を運び、野生の息吹に耳を傾けているのです。
9/27の収録後直ぐ私に連絡が有り、電話越しに私も咆哮を聴いたのですが、46年前に新潟の山中で聴いた咆哮そのままでした。
それから1週間清水氏も私も興奮して、何をするにも上の空状態でしたが、咆哮を聴いたとの情報を寄せてくれた人達に確認しましたら、全員が私同様の感想でした。
常々私が言う様に『啼くなら居る。居るなら啼く。』を証明してくれた形になった訳です。
本来ならば、“然るべき調査機関で音源の解析をしてから公にすべき”なのでしょうが、収録者の清水氏にお願いし、フォーラム参加者にお聞かせする事になりました。
この収録を下に、次回のフォーラムのテーマが『二ホンオオカミの調査と保護』になるべく、今迄通り頑張って行きます。