1週間前、突然こんなメールを戴きました。
【はじめまして。浅井 公一と申します。さいたま市在住の41才です。
浅井公一さん
現在もまだニホンオオカミ?または狼の血が色濃く残った野犬の情報があるという事に、私も渓流釣り
を趣味とする者として、まだ自然が残されている事に感激です。
広域地図
色々な山で釣りをし、野性動物を確認してきました。
1999年の7月だったと思いますが秩父の大血川支流で釣りをしていました。
この頃は秩父岩魚とはなんぞや?と若さに任せて岩魚釣りに没頭していた頃です。
昔の記憶なので支流がどこかまでは正直忘れています。
左右が岩壁で私は上流に向かってルアーを投げながら進んでいました。
すると前方の10m先(実際は4~5m)に岩肌に草が生い茂るテラスのような場所があり、そこに頭とい
うかオデコでしょうか。
スラッとした顔で、一瞬バカでかいキツネかと思いましたが、お互い睨みあうというか見つめあうとい
うか、不思議な時間帯がありました。
動物がいたテラス
シカもそうですが、何かの拍子に一目散に逃げる傾向がありますよね。
この動物もそうで、見つめあったのはおそらく1分なかったでしょう。
身体は細長いものの本土キツネのようなものではなく、体長は1mはあったのでは。
脚も筋肉質で長く見えました。尻尾は短めでした。
耳はおすそわけ程度の大きさだったと記憶してます。
顔はシャープで一瞬可愛い感じに見えましたが、まともに見たら恐い。
かなりつり上がっていたと思います。
いきなりボーンと岩肌を上りこちらをまた見る、またボーンと飛んで消えて行きました。
あの跳躍力は忘れないですね。色なんですが、薄暗さも手伝い全面ネズミ色にしか見えませんでした。
動物が跳んだ上のテラス
皆さんのお話を読んでもネズミ色って記述がないのは私的には微妙な気分ですが……
これが狼なのか犬なのかは別として、これだけ自然破壊が進んでも、未知がある。
または遭遇するって事に素晴らしさがありますね。
世間では絶滅したとされていますが、是非捜し出してもらいたいと思います。
影ながら応援しております。】
遭遇場所遠望・中央左二つの石に挟まった水場が目撃者の位置
さいたま市在住で遭遇場所が旧大滝村・・・私の下に届くべき情報の最たるものです。
浅井さんとの現場確認を優先し、全ての予定をキャンセルして9/12に山に入りました。
当人は最初、自信なさそうに歩き始めましたが、30分位歩いて見事現場に辿り着きました。
15年間色々勉強したのでしょう。
現場でオオカミ談義をする中で、浅井さんは「福井城祉のオオカミ」そのままだと呟きました。
来る11月のフォーラムの際、浅井さんもお出で戴く予定になっています。