「狼満」・・・オオカミで満たされる一年。
ロマン・・・・オオカミから得られる夢が正夢になる様に!
書家から送られた字体からそんな気持ちが思い描かれます。
昨年59回目となった山行終いは12月29日でした。
10月に新しく仲間となったS・Y両会員が、「トレイルカメラを5台入手したので設置したい」の、想いを叶える為の山行でした。
8月にはYO会員が秩父の奥山と云われた浦山にカメラを3台設置、一昨年12月にO会員が秩父野犬撮影現場山域に4台設置し現在観測中。
徐々にですが、会員さんのフィールドに於けるオオカミ探しが広がって来ています。
まさしく「だんだんよくなる法華の太鼓」で、私の望む処となりつつあります。
もっともっと調査の輪が広がって行けば・・・と、願うばかりです。
帰りの車中同行者が「秩父の祭りの湯」に浸りたい・・・と云いましたが、体中に鍼灸・膏薬の痕をたくさん持つ私は誘いを断りました。
表面は健常者そのものでも、年相応の肉体なのです。
昨年2月に13年間連れ添った愛犬と別れ、その寂しさの中5月中旬、引き取り手を探していたネコを家族として迎えました。
『「かぎしっぽ」のネコは幸福を呼ぶ』の諺通り、猛暑が過ぎた頃から、私の身辺が微妙に変化して来ました。
本年否応なしに古希を迎えるわけで、山中のカメラメンテナンスを行えるのもあと数年ですが、それまでにはニホンオオカミ研究に目途が付くのでは、と、期待を抱く今日この頃です。
私たちの活動に賛同するF社のプロデューサー氏が、想像を絶する企画を持参したのは11月末の事でした。
話を伺いながら、ビックリ・びっくり・吃驚・の連続でしたが、その確認の為12月24・29日の両日山行に同行願いました。
企画の内容をこの場で記す事は出来ないのですが、準備が終わり新しい調査が始まれば「ニホンオオカミの生存確認」に一歩近づくのは確実です。
「ニホンオオカミを探し求めて50年」経ってしまいましたが、続けて来て本当に良かった・・・と、実感できる一年でありたいと思う次第です。
昨年に引き続き、本年も相変わらずのご支援、宜しくお願い申し上げます。
平成三十一年 元旦
〒362-0051埼玉県上尾市地頭方376-7
TEL/FAX :048-781-8463
E-MaiL : hodopcanis@yahoo .co.jp
NPO法人ニホンオオカミを探す会 代表 八木 博